日々の砂丘

正直に書く

覚えていることいないこと

 

 

 

 体調を崩した。

 

 

 

 

 

 

 エジプト滞在も残り1週間、心残りのなきよう、南部の遺跡巡りをしてきたのだが、帰ってきた途端これだ。元々、身体はそんなに強くない。ちょっとルーティーンを外したり、体内時計が狂ったりするとすぐに熱が出る。今回はお腹もこわして余計に大変だった。今日は幾分かマシ。昨日は本当につらかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 巡った遺跡のうち、一つについて長く文章を書いたのだけど、後で読み返すと全然大したことないというか、「疲れてたんだな」という感じだったので、あげるのはやめた。王の墓の雰囲気に頭がやられたのか、なんか恐ろしいことばっかり書いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 言葉を失う、という感覚に久しぶりに陥った。失うというか、語彙が追い付かないのだ。360度を、当時の王に向けて描かれた壁画に囲まれる。刻まれたヒエログリフにも、一つ一つ、意味がある。ここに一体、何人の人間の念が詰まっているのか。想像しても、言葉を紡ぎだそうとしても、すべて追い付かない。ただ静かに、数千年前の偉業を見つめ、測ることのできないその偉大さに、思いをはせることしかできない。

 

 

 

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    抜粋。他にも長々と書いていたけれど、ここが全てな気がする。

 

 

 

 

    もうこんな感覚は昨日の熱と腹痛で記憶の彼方にぶっ飛んでいったけど、どうやら現地で自分はこんなことを思っていたらしい。前に、知識は大事だ云々書いたけれど、そんなものをはるかにしのぐ何かが、王家の谷には確かにあった。

 

 

 

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 人の記憶は儚い。見た瞬間の情報は、時間の経過とともにある時には改ざんされ、ある時には美化され、終いには忘却の彼方。世の中には起こった事を隅から隅まで記憶している人もいるらしいが、自分はそういう類の人間ではないので、王の墓に入った時の感覚ももう薄れてきている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エジプトでブログを書いてよかったなと心から思う。ここで得た新しい価値観、感じた悔しさ、そして実際に潜り抜けた自分の経験が、当時の自分の言葉で書かれているのを読んでいくと、この1年弱で自分自身が相当成長しているのを実感する。振り返っても、ポイントポイントで、お前たいそうなこと考えてるやん、と。勿論、書いた時ほど鮮明な記憶は無いんだけど。行動に移せてるかも微妙。書いた自分の言葉には責任を持ってくれ、自分。

 

 

 

 

 

 

 

 あと5日で、エジプト滞在の総括をする。お土産を買う(まだゼロ)。積みあがった仕事をさばいて、後輩に引き継ぐ、、、体調を崩してる暇なんてないだろ、と崩した後に気付く。ご苦労様、自分の身体。

 

 

 

 

 

 

 

 帰ってからのことは、実はあまり考えていない。まずは目の前の残り5日間、そしてインドの1か月を一生懸命生きる。きっと、インドで残る記憶は体調不良ばっかりなんだろうけど、記録は意識すれば残していける。

 

    いつか振り返った時に、体調不良地獄の中に、光る何かがあればいいなと思う(もしかして、体調不良地獄そのものが光る何かになる?)。そのために、繰り返しになるけど一生懸命生きる。そんな感じでエジプトあと5日。

 

 

 

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エド


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カルナック


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ルクソール


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コムオンボ

 


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アブシンベル


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イシス